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独立して、1店舗を経営するようになった後は、どのような方向を目指しますか?10店舗、20店舗と店舗数を増やして、いずれは100店舗を経営するような社長を目指すか、あるいは、まずはじっくり1店舗を、どこにも負けない繁盛店にまで作りこんでいくことを目指すか。そのイメージによって、会社を設立するか、個人で事業主になるか、それぞれにおすすめの起業の仕方があります。独立時から、将来のイメージまで含めて、最適な独立起業の仕方が見つかります。

経営について

独立して、1店舗を経営するようになった後は、どのような方向性があるでしょうか。

1店舗目がうまくいった後は、その利益をもとに2店舗目、またそれがうまくいって3店舗目。お店が増えて、一人ですべてを管理できなくなりますが、人も増えるので、その中からお店を任せられる人を決めて、お店を任せるようになって、さらにお店が増えると、最初は統一できていたものがバラバラになってきて、商品や味やサービスの管理を担当する人を決めて、と、どんどん組織を拡大して、いずれは100店舗を経営する社長、という方向性があると思います。

また、1店舗目がわりとうまくいっても、商品の種類や質に満足せずに、その利益を、機材や食材や料理人や情報収集等に再投資して、お店のジャンルの中で常に一番を目指して、常にお客様を満足させるような繁盛店にすることが最優先で、複数の店舗を経営することはその後で、という方向性もあると思います。

どちらが正解でどちらが不正解、どちらがおすすめでどちらがおすすめできない、という問題ではなく、経営者がどちらを好むかということだと思いますが、前者の場合は、株式会社を設立して事業を行ったほうが、法律関係が処理しやすく、税務面でのメリットもあり、後者の場合は、個人事業主として事業を行ったほうが、面倒な事務処理が軽減されて、おすすめの起業の仕方は異なります。

筆者について

経理部長 林 幹郎

独立支援を担当して10年。独立の相談からスタートアップ、起業後の財務診断のスペシャリスト。